私のように黒い夜

J.H.グリフィン
2,310 yen
1950年代から60年代にかけてのアメリカにおいて、黒人をはじめとする有色人種が法律上白人と平等な権利を獲得することを目的とした運動、いわゆる公民権運動が、その最高潮に達したのは1963年であった。その4年も前にあたる1959年、ひとりの白人作家が、肌を黒く焼き、人種差別が行われている南部を旅した。
本書は、その驚くべき行動に出た作家J・H・グリフィンが記した、その旅の記録である。まったく同じ一人の人間が、肌の色を変えただけで社会の中でどれだけ違う立場に立たされるのか。その内容も唯一無二なら、文章も翻訳も抜群の名著が一昨年、完訳にて復刻。つい先日96歳でその生涯に幕を閉じた「オーラル・ヒストリー」の祖、スタッズ・ターケルによる序文も味わい深い。

